NHKスペシャル「キラーストレス」


6月18日(土)19日(日)と
2夜連続で放送された

NHKスペシャル「キラーストレス」
ご覧になりましたか?


1日目は、私たちの命をも奪いかねない
“ストレス”のメカニズムの話でした。


ストレスを受け、脳の扁桃体が不安や恐怖を感じると、
ストレス反応が始まります。


副腎からストレスホルモンが分泌されたり
自律神経が興奮したりします。

そのために「心拍数が増え」「血圧が上がる」
といった反応が体に起こります。

これがストレス反応です。


このストレス反応は、
自分の体を守るために必要なものなのですが、

問題なのは、このストレス反応を
ズーッと体に与え続けてしまうこと。


それにより様々な病気を
引き起こしたり、悪化させたりするのです。



アメリカ心理学会は5つの対策を勧めているそうです。

1. ストレスの原因を避ける
2. 運動
3. 笑う
4. サポートを得る
5. マインドフルネス


出来ることは、積極的に取り入れたいですね。



2日目は「ストレスから脳を守れ」と題し、

特に心の病を防ぐため注目され、
最新科学によっても効果が裏付けされている
2つのストレス対策法が紹介されました。


1つ目は、認知行動療法を応用した
「コーピング」

受けたストレスに見合った「気晴らし」や
「対策」を行う方法ですが、

気持ちがスッキリする場面や行動を
「イメージ」するだけでも効果があるそうです。


そしてもう一つ紹介されたのが、
瞑想をベースに生まれたプログラム
「マインドフルネス」


「マインドフルネス」とは、
過去や未来でなく
「今の瞬間」の現実に常に気づきを向け、
その現実をあるがままに知覚し
それに対する思考や感情にとらわれないでいる
心の持ち方のこと。


ヨーガは、体を通して自分の内面を
客観的にみつめていく
まさに「マインドフルネス」です。


適度なストレスは
心身をシャキッとさせますが、

過度なストレスは、心身を興奮させ
「脳を働かせ過ぎ」てしまっています。

だから、意識的に考え事のスイッチを切って、
脳に「休息」を与える。


ヨーガでいう、
「心のスピードを落とし」
「心に静けさをつくる」


そうすることで、自律神経も正常に働き、
病気から身を守ることができます。



番組で、
「複数のストレスが重なった時が危険
といっていました。


忙しい時ほど、用事が重なるものです。

そんな時こそ、
「早目に寝て」体を休め
「なんとかなるさ」と気持ちを楽にして、
体と心にゆとりを持ちたいですね。



ストレスの種類は様々あっても、体の反応は、
「緊張(ストレス反応)」か「弛緩(リラックス)」か、
と、いたってシンプル。

ストレスを受けていても、
それに気づき、
自分自身を上手にユルませていく。


「緊張」と「弛緩」のバランスを上手にとって、
毎日をHappyに過ごしましょう〜🎵




番組の内容を詳しく知りたい方は、こちら⬇️をご覧ください。

第1回目には
「あなたもやってみよう!ライフイベント ストレスチェック」
第2回目には
「コーピング」や「マインドフルネス」のやり方も載っています。

NHKスペシャル「キラーストレス」第1回目

NHKスペシャル「キラーストレス」第2回目




鎌田穣先生 WS


  感情に対する東洋的アプローチ
 〜ヨーガ療法・マインドフルネス瞑想を中心に〜

先日、ヨーガ療法士会のワークショップに参加してきました

認定ヨーガ療法士でもある講師の鎌田穣先生は、
大阪で臨床心理士として心身症、神経症の治療にあたり、
ヨーガ療法を取り入れた治療を実践されていらっしゃいます。

今回のWSでは、生きていく中で常に沸き起こってくる感情に対しての対処の仕方を、ヨーガ療法的に説明して下さいました。

日々私たちのもとに、試練の如く多くのストレスがやってきます。

「あー何でこんなことに・・」「この人さえいなければ・・」
その度に色々な感情、思いが沸き起こってきますが、
この感情に対しての対処法を間違えてしまうと、

うつ病や不安症などの「こころ」の病気、
はたまた、「こころ」と「からだ」はつながっていますから、
腰痛、肩こり、胃痛など、「からだ」へも不調が出てきてしまうという訳です。


対処法を間違えないためにするべきことは、
「マインドフルネス」
「今ここ」を「客観視」
それによってこの世の「諸行無常」を悟り
執着」を手放していくことだそうです。


心身症、神経症を患っている患者さんの、一般的な「こころ」の状態は、
思考が暴走し、自身が作り出す迷妄マーヤーの中での否定的思考。

未来への不安、過去への後悔、他者の心の内の憶測による不安、
勝手な思い込みからの焦り、
他者を操作しようとする苛立ちや怒り等・・・ 

つまり、不安ゆえに「あーなんじゃないか こーなんじゃないか」と
悪い方悪い方へと思考が働いてしまっている
負のスパイラル状態になってしまっているということ。

でもこの不安は冷静になって考えると、現実にはまだ起こっていない、
自分の頭の中でつくった「幻、マーヤー」

だから、マインドフルネスで「今ここ」に戻って、
本当に起こっていることなのか、それとも作り出した幻なのか、
「客観的」に事実をありのまま見つめることが、「感情」からこころを守る対処法。


そして、「人生は天気の如し」

晴れの日もあれば雨の日もある。
いやだと思っても嵐が来るときは来る。
しかし、永遠に続くことはない。

この世に常にあるものはなく、うつろいゆく無常の世界なのである。
無常なものへの執着という煩悩を捨て去って楽に生きる。

成功も失敗も一時的にすぎない。
「こうなったらどうしよう」「こうなればいいのに」・・という未来の結果への執着を手放す。
「なんであんなことをしたんだろう」「またあの時の栄光を」・・という過去の結果への執着を手放す.

未来は「今ここ」の積み重ね。
執着を手放し、日々をシンプルに暮らす。
過去を悔いる間に、「今ここ」での善行に励む。
結果にこだわらず、「今の私にできること」の実践が大切です。


このWSの中で、私が一番心に響いた言葉は、
「幸せのスイッチは自分でもつ」
周りでは色々なことが起きますが、こころの中は自分次第。
嫌な感情、感覚、思考は自分が作り出している幻。
「幻」に振り回されず「今この瞬間」を大切に過ごしたいですね


「今ここ」に戻りたい時には、ゆっくりと長く息を吐いて、
呼吸の力を使ってくださいね!



鎌田先生ws



マインドフルネス


マインドフルネスとは・・・

「今ここ」だけに意識を向け
「良い、悪い、の判断をせず」
「ただありのままを観察(客観視)」していくこと。

自分のからだや気持ちを楽にする「こころのエクササイズ」です。

ストレスを軽減でき、緊張、不安、うつ、トラウマの改善などにも効果があるといわれ、心理療法にも取り入れられています。

ルーツは2600年前の「ヴィッパーサナ瞑想」(物事をありのままに観るという気づきの瞑想)に遡ると言われ、仏陀もこれによって悟りを開いたと言われています。


ヨーガ療法は、まさにこのマインドフルネスのトレーニングになっています。
「あー」とか「うー」とか言うことで意識が「今ここ」に向き、
動かすことで変化する「からだ」や「呼吸」を観察していくことで、物事を冷静にみつめる力をつけていきます。

そうすることで、「過去の後悔」や「未来の不安」にとらわれがちな私たちの思考から解放され、「今」という瞬間を自分らしく楽に生きていけるようになっていけるという訳です。


やり方は、難しいことは考えず、ヨーガをしながら「今ここ」の自分のからだの状態やこころの状態を実況中継すること。

「今、足首を回しています」「すこし突っかかるところがあります」「だんだんほぐれて温かくなってきました」「呼吸も楽になってきました」「気持ちも落ち着いてきました」と、いう感じです。

そして、「今日の夜ご飯なに作ろう」とか「そういえば・・」とか余計な思考が出てきても、ダメダメと否定せず、そのままその思考を受け流し、また今ここに戻ってくるのもポイントです。


このマインドフルネスの効果は、科学的にも実証されているそうですが、まずは自分で実感してみて下さい!
頭もスッキリ、からだもこころも軽—くなってくるのが分かると思います。

そして毎週のヨーガでこの方法を体得したら、ぜひ実生活でも活用してくださいね!

「イライラしています」「なんだか不安です」「いい加減にして!と思っています」

自分自身を実況中継するだけで、なぜだか楽になるんです。


上座部仏教の瞑想法を指導する僧侶達の教えにも、
「悩む人」から「悩みを観察する人」になりなさい。とあるそうです。



蓮のはっぱ




プロフィール

小荒井伸子

Author:小荒井伸子

日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士
日本ヨーガ療法学会会員

インド中央政府公認ヨーガインストラクター
インド中央政府公認ヨーガセラピスト

日本森林ヨーガセラピー普及協会認定ヨーガインストラクター

アロマテラピー検定1級


青梅市を中心に、ヨーガサークル・
コナミスポーツ・自立支援センター等にて
「こころ」と「からだ」を健康にするヨーガ教室を開催しています。
    
東京都青梅市在住

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