「大宮大会」が開催されました。


先週末、4月22日(金)〜24日(日)の3日間にわたり、
「日本ヨーガ療法研究総会 大宮大会」が開催されました。

10年ぶりの関東開催の大会で、
私もその中での小さな係りではありましたが
実行委員として携わらせて頂き、
多くの学びを得る、貴重な体験をさせて頂きました。

しかし、ブログの方はすっかりご無沙汰してしまって
覗いてくださっていた方、本当にすみません



大宮大会最終日の日曜日には、
「市民公開講座」が開催されました。

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講師は、日本ヨーガ療法学会理事長の木村慧心先生。
私のヨーガの師匠です。

公演のテーマは、
「ストレスマネージメントとしてのヨーガ療法」


「ストレスマネージメント」なんて聞くと、
難しそうだし、自分には関係なさそうに感じますが、

「ストレスマネージメント」とは、
すなわち「ストレス解消法」です。

現代の病気の原因のほとんどは「ストレス」によるもの
と言われていますから、
「ストレスを解消する」というのはとても大切な事です。


ヨーガ療法には、ストレスに気がつき、
それを解消していくための、
エクササイズ、リラクゼーション法、呼吸法があって、
それらを実践する事で、ストレスに強い心身を作っていきます。


ストレスに強くなるためのポイントは3つです。

1.強くしなやかな肉体(食物鞘)
2.深く安定した呼吸(生気鞘)
3.物事を広い視野からみていく客観性(意思鞘、理知鞘)

「体」「呼吸」「心」の3ヶ所からのアプローチです。


特に3の「心」の持ち方は、とても大切です。


慧心先生は、「ものさし」という表現をされましたが、

(「ものさし」=「これが正しい」「これが普通」と思っている判断基準。)


「自分のものさし」が絶対!と、思っていると
「自分のものさし」では計れない事が起きた時に、
大きなストレスを受け、心身のバランスを崩してしまいます。

ですから、客観性を育て、
日頃から「ものさし」を大きく柔軟にしておく事が大切で、
そうしておく事で、「受けるストレス」もグッと減っていきます。


ヨーガは、この客観性を育てるために、
「今ここ」の、自分の体、呼吸、そして、心の状態を
客観的に、ありのままに、観て行きます。


そして、ヨーガは「生き方」ですから、
ヨーガで身についた事を、日常の中で使っていく事で、
日々を健やかに過ごせます。



誰でも「ものさし」は持っているし、
人と自分の「ものさし」は、違っていて当たり前。

それが分かっていれば、「イラッ」「ムカッ」「ウツウツ」
も減らせます。



サッカー選手が、パフォーマンスが落ちないよう練習を続けるように
お坊さんが、仏の道から離れないようお経を唱え修行を続けるように

私達もヨーガの精神を忘れないようヨーガを続けて、
心身ともに健やかな毎日を送りたいものです。



強くしなやかな筋肉。
深く安定した呼吸。
そして、客観性。心のゆとり。

心身ともに健康な自分を育てていきましょう!


心身ともに健やかな状態でいることで、
自分本来の内なる輝きが現れてくると言われます(歓喜鞘)


そうする事で、家族や同僚、周りの人へも
いい笑顔が向けられます。

そして、最終的には「ものさし」など無い、
自由な心をもって過ごせたら幸せですね。




生徒さんの中に、この講座に出席して下さった方がいらっしゃいます。
お忙しい中を、本当にありがとうございました。

また、クラスの中で感想も言って下さってありがとうございました。

そのポジティブな感想を聞いて、
「そういう捉え方もあるのか〜!」と、目から鱗。

さすが、ヨーガをしている人は心も柔軟だなーと、感心しきりです(≧∀≦)


今回参加できなかった方も、機会がありましたら
ぜひ慧心先生の講座に足を運んでみてくださいね!





研究総会のお知らせ


「日本ヨーガ療法学会」の研究総会のお知らせです。


来月の4月22日(金)〜24日(日)
今年は、大宮のソニックシティで開かれます。

oomiya2016.jpg


関東で行われるのは10年ぶり。
(去年は神戸でした。)
次はいつ関東で開催されるかわからないので、
興味のある方は、ぜひ覗きに来て下さい。


今回も「共同国際会議」として
日本アーユルヴェーダ学会日本健康促進医学会
の3学会合同で開催されます。


今回のテーマは
「循環器疾患とヨーガ療法」

心臓病や心臓リハビリテーションにおける
ヨーガ療法の可能性に関する講演などがあります。



そして、最終日の4月24日(日)には、
木村慧心先生による市民公開講座が開かれます。
(無料 申込制 500席)


市民公開講座のテーマは、
「ストレスマネージメントとしてのヨーガ療法」


ストレスマネージメントとは、
自分自身で心身の緊張といったストレス反応に気づき、
それを解消していくことを指します。

ヨーガ療法には、ストレスに気がつき
それを解消していくための
エクササイズ、リラクゼーション法、呼吸法があります。

当学会では、どんな方でもできるように
効果と安全性を臨床研究しています。

運動が苦手な方から高齢者までどなたでもできるメソッドを
ぜひ体験してみてください。

(案内チラシより)



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この市民公開講座は、イスに座ったままの
エクササイズになります。


木村慧心先生から直接指導して頂ける貴重な機会です。
興味のある方はぜひ申し込んでください。
嬉しいことに無料です!

大宮ソニックシティ小ホール
9:30〜11:30(開場9:00)


お申し込みは、↓ホームページからメールフォームにて

第14回日本ヨーガ療法学会研究総会H.P.









応用研修会


暑中お見舞い申し上げます!


8月に入りましたね

酷暑が続いていますが、8月最初の週末、
いかがお過ごしでしたか?


私は昨日、応用研修会のため
町田のヨーガ・ニケタンへ行ってまいりました。
(ヨーガ療法士のレベルが下がらないように
定期的に行われている勉強会です。)



ヨーガ療法は、医療と連携したヨーガですが、

精神疾患、高齢医学、癌、依存症やPTSD・・等の
治療を行う病院でのヨーガ療法の報告などもありました。


アーサナの練習は「伝統的ラージャ・ヨーガ」を行いました。


木村慧心先生が6月に「チベット霊山カイラス」に行かれた時に撮影された、
木村先生の兄弟子であるアルナ師、ラリタ師によるヨーガ行のビデオを観ながらの実習でした。


聖地カイラスでの伝統的なラージャ・ヨーガ行を拝見でき、
とても貴重な経験となりました。


教室でも、伝統的ラージャ・ヨーガのアーサナを取り入れますね!



そして、「チャーンドーギヤ・ウパニシャッド」で聖典の勉強です。


木村先生は、現代において聖典を勉強する意味は、
「物事の判定基準を身につけるため」
とおっしゃいます。


瞑想にも色々とありますが、
テーマのある瞑想をすると、過去の記憶がでてきます。

いい思い出だけが出てくればいいですが、
嫌な思い出したくない記憶もたくさん出てきます。


でも、ヨーガはそれを退けず、
過去の記憶(チッタ)の問題にどういうリアクションをしたか客観視して、

「人間万事塞翁が馬」と、
自分の人生を受け入れていきます。

「天の配慮に応諾!」です。


この聖典にも、
応諾をすることにより、
「暗闇」と「恐れ」の破壊者になれる
との記述がありました。


ヨーガはまさに、体、心、スピリチュアルと、
全人的に成長できる素晴らしいものだな〜
と、改めて感じられた1日でした。

木村先生ありがとうございました。



夏の暑さはまだまだ続きそうですが、
この暑さも「応諾」をすると、少しは和らぐでしょうか?

熱中症や、不安定な天候に気をつけつつ、
引きつづきを楽しみましょう〜



レンゲショウマ
レンゲショウマ(御岳山)



日本ヨーガ療法学会研究総会 その2


この週末も思いのほか晴れて、行楽日和になりましたね。

私は、来年の「大宮大会」に向けての実行委員打ち合せの為、
大宮に行ってきました。
(来年4月に、研究総会が大宮で開催されます。)

大宮って、都会ですね。
大宮駅は広くて人も多くて、
人混みに酔いそうになりました


さて、先日行われた「日本ヨーガ療法学会研究総会」での
講演の続きを紹介します。


神戸大会


今回は、
テキサス大学MDアンダーソンがんセンター教授の
「ロレンツォ・コーエン博士」の講演を。

講演のタイトルは、
「がんケアへの統合的ヨーガ」です。


コーエン博士は、いかに「がんを予防」し
「最善の健康状態を維持しながら寿命を全うするか」
という教育に熱意を注いでいる方です。

瞑想やヨーガ等、統合医療の実践を普及し、
がん治療や生活の質(QOL)を向上させる研究をされています。


講演では、
「ヨーガには、エクササイズを超えた何かがある。」
と、おっしゃっていました。

ヨーガの実習が、単なるリラックス反応を超えたところで
「健康」や「幸福感」に寄与することが、
研究結果でも示されているそうです。


ヨーガを包括的に実習することによって、
人生のあらゆる側面で深い影響を受けていることが分かっていて、

特に、瞑想することで、
メンタル面、スピリチュアル面の向上がみられたそうです。

瞑想は、脳の機能を変えていく効果もあるとの事。


特に印象的だったのは、瞑想やヨーガを続けた方は、
「良い面の発見」の値がだんとつに多かったという事です。

治療を受けながらも、
「自分の病気に意味を感じる。」
と答えた方がとても多かったそうです。


その他、
がん患者と介護者がカップルでヨーガを行った場合、
「一人が良くなると、もう一人も良くなる。」

そして、
「社会の結びつきが高いほど、がんの生存期間が長かった。」
と、この2つの話も印象に残りました。

やはり、家族や社会、人との繋がりというのは
とても大切なのですね。



私達も、ヨーガの実習を続け、肉体面の健康を維持し、
でも、いつか肉体は滅んでしまうわけですが、

それに囚われず、メンタル面、スピリチュアル面での
健康をいつまでも維持していきたいものです。

「今、この瞬間」を大切に。
日々に感謝を。ですね


日本ヨーガ療法学会研究総会 その1


先週、「日本ヨーガ療法学会研究総会」へ行ってまいりました。

神戸大会


数多くの講演がありましたが、
その中の一部を、幾つかブログで紹介したいと思います。

今回は、神戸大会のメインの講演者の一人である、
インドから来日された「ラグラム・ナガラートナ博士」の講演を。


ナガラートナ博士は、
ヨーガやナチュロパシーに精通されている医学博士で、
がん治療に対するヨーガの研究も行っています。


講演のタイトルは、
「全人的健康への統合医療 ー研究による根拠ー」


現代医学は、地球規模でほぼ全ての伝統的医学にとって替わりましたが、
生活習慣に関わる疾患の急速な増加は克服すべき大きな課題です。

健康や疾患に関して、ヨーガやその他東洋医学は、
重要な貢献ができるように思われます。


19世紀頃は感染症が大きな課題でしが、
ストレスの多い現代は、心身症が大きな課題となっています。


心身症・・・
その発症や経過に「心理・社会的因子」が大きく影響して起きた身体疾患。

癌、高血圧、糖尿病、喘息、偏頭痛、リウマチ、メニエール病、腰痛・・・
等、他にも数多くの心身症が挙げられます。


ストレスと上手に付き合えるかどうかが、
健康維持の大きなカギとなるわけですが、

ナガラートナ博士は、
「ストレス反応は生存の為の必須の反応ではあるが、その反応の仕方が問題である。」
とおっしゃっています。

ストレスに対しての感情(エモーションズ)が、肯定的か否定的か、
も大きく影響します。


ストレスを受けると、自律神経も交感神経に傾きますが、
忙しいと副交感神経(リラックスの神経)に戻る時間がなく、
バランスが傾きっぱなしであることが大きな問題となります。


ヨーガ的に「ストレスがたまっている状態」か、どうかの判断基準は、
「心のスピード」です。


ストレスを受けると、「心のスピード」がどんどん早まり、
その結果、心身のバランスが崩れ、自律神経の働きも悪くなり、
病気を生んでしまうとヨーガでは考えています。

ですので、その解決方法は、
「心のスピード」を遅くさせること。


ナガラートナ博士の所属するがんセンターの治療でも、
心のスピードを「ゆっくり」させる事からスタートするそうです。


「呼吸の速さ=心のスピード」ですから、

ヨーガで呼吸をゆっくりさせることで、心のスピードを落としていきます。


そして、内側に意識をあて、
体を動かしながら、一点に集中(ディヤーナ)し、
心身の状態を意識化、客観視していくことで、
心に「静けさ」がうまれます。


・・・いつも教室でしていることですね。
これが、ストレスに強い心身を作り、
心身症から遠ざかり、
そして、スピリチュアルな健康にまで繋がっていく方法です。


博士の次なる課題は、様々な東洋医学と現代医学の有益性や制限、影響を理解しながら研究記録を統合することだそうです。

国際連合機関は、6月21日を国際ヨーガの日とし、
国際連合の目標である疾病予防や調和のとれた健康を促進するために
日常生活にヨーガを取り入れる意識が大きくなってきています。

「ヨーガや統合医療の仲間との融和が促されることを心より祈る。」と、締めくくっていらっしゃいました。



健康を維持する為には、
心の問題(心の反応)を変えることが大切。

「心のスピード」を落とし、
ストレスを「静かに観つめる」

これがポイントです。




プロフィール

小荒井伸子

Author:小荒井伸子

日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士
日本ヨーガ療法学会会員

インド中央政府公認ヨーガインストラクター
インド中央政府公認ヨーガセラピスト

日本森林ヨーガセラピー普及協会認定ヨーガインストラクター

アロマテラピー検定1級


青梅市を中心に、ヨーガサークル・
コナミスポーツ・自立支援センター等にて
「こころ」と「からだ」を健康にするヨーガ教室を開催しています。
    
東京都青梅市在住

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