ヨーガと食事


ヨーガは、人間を、肉体(食物鞘)から始まって、
スピリチュアル次元(歓喜鞘)まで、
総合的に人格を統合させる方法ですから、

健康な「肉体と精神」をつくるために、
食事の摂り方もとても大切にします。


ヨーガは基本的に“菜食主義”ですが、
それは、不殺生の教えがあるためと、
サットヴァ優勢の心身を養うためです。


前回のブログで、ヨーガでは、
「この世のものは、全て3つのグナ(性質)で
構成されているという考えがある」
とお伝えしましたが、

「食べ物」もまた然りで、
3つのグナ(性質)に分類されます。


「サットヴァ(善性優位)」な食べ物

「寿命を延ばし、勇気、活力、健康、幸福、喜び、を増大させ、口あたりがよく、美味で、滋養分に富み、気持ちのよい食物はサットヴァな者に好まれるのだ」
(バガヴァッド・ギーター第17章8節)


旬のものなど、美味しく新鮮で、栄養が豊富なもの。

こうした食品を食べる事で、心が落ち着き、
しかも機敏で、エネルギーに満たされ、
体も軽く感じさせてくれます。


「ラジャス(動性優位)」な食べ物

「苦く、酸っぱく、塩辛く、過度に熱く、刺激的で、ヒリヒリと辛く、苦痛と憂いと病とをもたらす食事はラジャスな者に好まれるのだ」
(バガヴァッド・ギーター第17章9節)


味付けの濃すぎる物や、スパイシーな食べ物、
コーヒーや紅茶、お酒等の嗜好品など。

怒りながら料理した人の食べ物も、
体と心をラジャスにするそうです。


「タマス(暗性優位)」な食べ物

「新鮮でなく、生気もなく、悪臭を放ち、食べ残しで不浄な食べ物はタマスな者に好まれるのだ」
(バガヴァッド・ギーター第17章10節)


新鮮でなく、悪臭を放ち・・・
たぶん、こういう食べ物が好きな人はいないですよね

現代でいうと(バガヴァッド・ギーターは紀元前の聖典です)
レトルトやカップ麺、冷凍食品、
缶詰などの、加工食品がタマスな食べ物の代表です。



サットヴァな食事がいいのはわかっていても、
なかなかそうはいかないのが現実です。

特に「ラジャス」。

ラジャスな食べ物は、濃い味で美味しく、
精神の働きを刺激するので、

食べると活力が湧いて、気分が上がる物が多いですから、
疲れている時などは特に美味しく感じて、
ついつい摂りすぎてしまいますよね。

タマスな食品にも、ついつい頼ってしまいます。


しかし!
食べ物は、「肉体と精神」をつくる材料。

今日食べた物が、
半年後、1年後の自分となるわけです。

ラジャスやタマスな食べ物を摂りすぎて、
健康に良いわけがありません。


「食事のバランスが悪いな〜」
ということに気がついたら、
早めにサットヴァに戻しましょう。

(ストイックになりすぎない事も大切です。)


自然と笑顔になるような、心が満たされる食べ物を
適量美味しく食べることで、
サットヴァ優勢の体を養うことができます。


「舌」が喜ぶものでなく、
「からだ」が喜ぶものを美味しく食べて、
心身共に健康になりたいですね







プロフィール

小荒井伸子

Author:小荒井伸子

日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士
日本ヨーガ療法学会会員

インド中央政府公認ヨーガインストラクター
インド中央政府公認ヨーガセラピスト

日本森林ヨーガセラピー普及協会認定ヨーガインストラクター

アロマテラピー検定1級


青梅市を中心に、ヨーガサークル・
コナミスポーツ・自立支援センター等にて
「こころ」と「からだ」を健康にするヨーガ教室を開催しています。
    
東京都青梅市在住

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