ヨーガの種類



パワー・ヨーガ、セラピー・ヨーガ、マタニティ・ヨーガ・・・
今、世の中には様々な種類のヨーガがありますが、
今回は、その中でも古くから伝わっている「伝統的ヨーガ」の話です。


ヨーガの起源は、紀元前3000年から1500年位の間に栄えたとみられるインダス文明時代にまで溯ります。

インダス文明は、20世紀にインダス河流域のモヘンジョダーロ、ハラッパーその他の場所から遺跡が発掘され、その存在が知られた古代文明ですが、
その発掘品の中の印章や護符に、ヨーガ行者が瞑想しているかのような坐像が印刻されていたそうです。


「ヨーガ」という名で、一つの行法のシステムが成立したのは、ブッダによって仏教が開かれるよりも1〜2世紀以前のこと。
その後、古典ヨーガである「サーンキャ・ヨーガ」という流派が生まれ、思想的にも発展しました。
(サーンキャ・ヨーガの経典が、かの有名な「ヨーガ・スートラ」です。)


そして、古典ヨーガをもとに色々な流派が派生し、
それが、現在「伝統的ヨーガ」と言われているヨーガで、主なものは、以下の6つです。


*ラージャ・ヨーガ(心理的なヨーガ)

古典ヨーガ(サーンキャ・ヨーガ)の系統を引くもので、瞑想、心理的作業(心のコントロール)を中心とするヨーガの流派。
ラージャの意味は「王」
ヨーガの中の王と言われているヨーガ。

*バクティ・ヨーガ(宗教的)

バクティの意味は「信仰、帰依」
神への献身的信仰を中心にした流派。
全てのものを神の愛の現れとみて、信仰生活に生きるヨーガ。

*カルマ・ヨーガ(倫理的)

カルマは「行為」という意味。
社会の中で結果を求めず善行に励み、活動を通じて神聖なものへと至る行動的、意志的なヨーガ。
「バガヴァッド・ギーター」がカルマ・ヨーガの経典。

*ギャーナ・ヨーガ(ジナーナ・ヨーガ)(哲学的)

ギャーナは「智慧」という意味 
哲学的思索により感覚を制御して自我を克服し、真理に到達するヨーガ。
ヴェーダーンタ哲学をその理論背景とする流派。

*マントラ・ヨーガ(呪法的)

マントラすなわち呪文、御真言の誦唱を枢軸とする流派であり、
仏教の真言宗と関係がある。

*ハタ・ヨーガ(生理的)

肉体的、生理的な操作を主としている。
現代、ヨーガとして世界にひろがっているものの大部分は、このハタ・ヨーガである。


以上6つのヨーガは、方法は違っても、到達地点は皆同じ。
ヨーガを行じることで人格のあり方を高め、完全なる自由の境地(解脱)へ到達することを目標としています。


「ヨーガ=ポーズをとる」というイメージがありますが、
上記6つのヨーガの中で、アーサナ(ヨーガの体操)があるものは、なんとハタ・ヨーガのみ。
その他は、思想、哲学のヨーガです。
このことからも、ヨーガはポーズ(体操)ではなく、思想、哲学の要素が大きいことが分かりますね。


今後は、この伝統的ヨーガの中から、一つずつ解説したものを載せていきたいと思います



参考図書:ヨーガ根本教典(佐保田鶴治/著)
プロフィール

小荒井伸子

Author:小荒井伸子

日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士
日本ヨーガ療法学会会員

インド中央政府公認ヨーガインストラクター
インド中央政府公認ヨーガセラピスト

日本森林ヨーガセラピー普及協会認定ヨーガインストラクター

アロマテラピー検定1級


青梅市を中心に、ヨーガサークル・
コナミスポーツ・自立支援センター等にて
「こころ」と「からだ」を健康にするヨーガ教室を開催しています。
    
東京都青梅市在住

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