ハタ・ヨーガ


伝統的ヨーガの中から、
まずは「ハタ・ヨーガ」の解説を。


「ハタ」という言葉は「力」という意味で、
ハタ・ヨーガとは「力を込めてなすヨーガ」、
または、「力ずくの激しいヨーガ」という意味があるそうです。


インドの伝統的な解釈では、
「Ha/ハ」は太陽、陽、吸う息。
「Tha/タ」は月、陰、吐く息。

を意味しているとされています。


ハタ・ヨーガは肉体的な修練を軸としていて、
現代的なポーズをとるヨーガやストレッチもこのハタ・ヨーガがもとになっています。

また、ラージャ・ヨーガという頂点に達するための
一つの段階でもあります。



ハタ・ヨーガの代表的な教典は、
「ハタ・ヨーガ・プラディーピカー(スヴァートマーラーマ著)」

内容は、アーサナ(坐法、ポーズ)、プラーナーヤーマ(調気法)が大きな柱となっています。


まずアーサナは、
「心身の強健と無病、手足の軽快等を得るためには、アーサナをおこなうがいい。」
と、1章17に記述されています。


プラーナーヤーマ(調気法)というのは気(プラーナ)をコントロールするという意味。


気(プラーナ)というのは、人間の身体のうちにあって生命活動を司るエネルギーのこと。

この気(プラーナ)はもともと宇宙にいき渡っているものであって、
私達は、呼吸によって空気とともに体内に取り入れています。


そして、調気法と密接な関係にあるのが、
「至高なる女神」と言われる「クンダリニー」。

「クンダリニー」は、通常は背骨の最下端に潜在しているエネルギーですが、


これを覚醒、活性化して背骨の真中を通るスシュムナー管の中を、
頭の頂上まで貫き上がらせることが、ハタ・ヨーガの修行の最大の狙いです。


(もちろん、クンダリニーもスシュムナー管も肉眼では見えません


クンダリニーがスシュムナーを貫くと、どうなるかというと・・・


プラーナがこのスシュムナー管の中を自由に流れるようになり、
このスシュムナー管の6カ所にある「チャクラ」が活性化され、
そして、それぞれのチャクラに眠っていた才能が発現すると言われています。


そして遂には、プラーナが頭上近くにある「ブラハマ・ランドラ」という神聖な室の中へ流れ込んだ時に、
「三昧」の状態が現れて、ハタ・ヨーガの目的が達せられるということです。


「クンダリニーはとぐろを巻いていて、蛇のようだといいはやされている。
このシャクティ(力)を動き出させたものは解脱者となること疑いなし。」
(ハタ・ヨーガ・プラディーピカー 3章107)



現在は、呼吸で陰と陽のバランスを取りながら、美と健康のためにポーズをとる。というイメージのあるハタ・ヨーガですが、

本来は、尾てい骨で眠っているクンダリニーを覚醒し、チャクラを開花させ、霊性を高めていくための修行法なのです。




参考図書:ヨーガ根本教典(佐保田鶴治/著)




プロフィール

小荒井伸子

Author:小荒井伸子

日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士
日本ヨーガ療法学会会員

インド中央政府公認ヨーガインストラクター
インド中央政府公認ヨーガセラピスト

日本森林ヨーガセラピー普及協会認定ヨーガインストラクター

アロマテラピー検定1級


青梅市を中心に、ヨーガサークル・
コナミスポーツ・自立支援センター等にて
「こころ」と「からだ」を健康にするヨーガ教室を開催しています。
    
東京都青梅市在住

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
最新トラックバック
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QR