人間馬車説


伝統的なヨーガでは、人間の心身構造を2つの仕方で説明していまが、

その内の1つが、人間を10頭立ての馬車に例えた
「人間馬車説」です。


「車体」を 肉体 

「馬」を 感覚器官(視覚、聴覚、臭覚、触覚、味覚) と
運動器官(手/授受器官、足/移動器官、生殖器官、排泄器官、発語器官)

「手綱」を 感情

「馬を操縦する御者」を 知性(判断や思考) に例えて、

その人の考え方や物事の受け取り方が、
感情を通して呼吸やカラダに影響する様を説明しています。


ヨーガ馬車の絵
(この絵は、5頭立てですが・・・)

馬車の座席に座っている人が、真我(生命の源)です。


ヨーガ療法は、この構造論をもとに、肉体から記憶まで適度な様々な刺激(負荷)を与えながら、その反応に意識を向けます。

続けて行うことで、カラダや考え方のクセに気がつき、自分への理解を深めることを目指す心理療法です。


皆さんの馬車は、最近どうですか?
馬が暴走することなく、車体が故障することなく、走行していますか?
今どうであるか、気づくことが大切です



認知症にならないための決定的予防法

アメリカの名医が解く予防法の最前線。
脳の老化を食い止める!


先日、ヨーガ療法は「認知症予防」にも効果があるという事で、
ヴィンセント・フォーテネイス先生の講演に行って参りました。
ヴィンセント・フォーテネイス先生は、神経学とリハビリテーション医学の専門医であり、
ロサンゼルス郡の名医100人にも選ばれ、マスコミでも活躍されているアメリカの名医の1人です.

認知症のうちで最も多いアルツハイマー病が、アメリカでも大流行しつつあり、
長年のストレス、睡眠不足、座りがちな生活、食生活などが原因で、発症のリスクが高まる事がわかっているそうです。

そして恐ろしいのが、アルツハイマー病に特効薬は無いということ!

アルツハイマーの症状に効く治療法は今のところ無いそうです。
フォーテネイス先生のお父様がアルツハイマー病になった際に、医師である自分が助ける事ができず、
悲観された先生は、解決策を見つけようと決心され、
そして、アルツハイマー病の総合的な予防法をまとめられました。

まだまだ認知症なんて、私には関係ない。
そう思っているあなた!
(実は私もそう思っていました・・・)

長年の生活習慣が大きく関係しているこの病気の予防は、
まだまだ脳も体も元気!という今から始める事が大切なのです。
そして、脳を元気にするという事は、体全体や精神の健康、若返りにも大きく役立っていきます。


アルツハイマー病の予防法である
《4つの柱》を紹介します。


ステップ1 アルツハイマー予防食 思考のための食品

*調和のとれた食事方法
抗酸化物質(ビタミンA,C,Eを含む食品)、オメガ3脂肪酸(魚、魚脂に含まれる)、葉酸(アスパラガス、豆、柑橘類等)をはじめとする、脳を活性化する栄養素に富んだ食事をする。

単炭水化物の多い(パンだけ、うどんだけ、等のような)バランスの悪い食事を長年とっていると、メタボや糖尿病、コレステロール高値になるだけでなく、アルツハイマー病にもつながるそうです。

研究では、緑茶に含まれるカテキンも脳細胞を守るのに役立つことが示されています。
緑茶や紅茶などの発酵茶は、抗酸化物質のフラボノイドを自然に豊富に含んでいるそうです。

ステップ2 筋力強化 心身を健康にする毎日の運動

運動は、ストレスを減らし、脳を活性化します!

脳をより大きく、より良くする『3つのステップ』
1 万歩計をつけた歩行運動(もしくは、中程度の運動)
2 アイソメトリック運動による筋肉強化
3 ストレッチ体操


3つのエクササイズはいずれも、健康であるための主要な要素
―心臓血管の調整、筋力強化、柔軟性―を含んでいますが、
個々におこなっても効果はあるそうです.

ヨーガ療法は、アイソメトリック運動(筋肉の等尺運動)を取り入れていますが、筋肉の機能性能力を高める他、脳を活性化する成長因子を刺激し、ホルモンのバランスを保つのに役立ちます。
  
ステップ3 脳の強化 脳の予備力を大きくする

活動と目新しいことが新たなシナプスを育てるそうです。
従事すべき活動は積極的な新しい活動、分析、問題解決、頭の回転が必要なもの。
例えば、歌を歌う、本を読む、料理をする、スケッチをする、外国語を学ぶ、パズルを解く、ボランティア活動をする・・・etc.

人との交流、社会的な関わりをもつ人は、健康で長生きして、頭もはっきりしていることが研究から判明しているそうです。

そしてヨーガ療法では、体の内側で起こる変化の意識化が、脳の活性化に役立ちます!

ステップ4 休息と回復 自分の静かな世界を見つける。

休息というのは、毎晩ぐっすりと眠り、体がくつろげるように心がけ、7〜8時間の睡眠がとれるように早めに就寝することを意味します。
回復というのは、アドレナリンの交感神経系の働きが弱まり、くつろぎの迷走神経系が活発になっている状態に体を保つ能力のことを意味します。
(睡眠が不足すると、食欲と体重が増えるそうです!)

回復するための手段は、弛緩反応、複式の深呼吸、音楽を聴く、瞑想、祈り、ヨーガ・・・

特に瞑想は、精神的により回復をもたらす「ノンレム睡眠」と似たような脳の状況を生み出すことが、研究でわかってきているそうです。


以上が予防のための「4つの柱」です。

そして講演の中で、「アルツハイマー病にかかり、治療で施設に入っていた患者さんよりも、施設に入らず、特に治療をされていなかった患者さんの方が、長く元気でいられた方が多かった。」という話が印象的でした。


今から予防を
そして、それは生涯続く訳ですから、気負わず楽しくやっていきたいですね

認知症
ヴィンセント・フォーテネイス/著
〈河出書房新社〉

人はなぜ病気になるのか

人はなぜ病気になるのか、
ヨーガ療法の病理論をお伝えしたいと思います。

病気になる原因は、大きく分けて2つ。

ひとつは、無智さ(認知の誤り)から生じない感染症、外傷など。
(生まれつきのもの、ウイルスによる病気、など)

もうひとつは、無智さ(認知の誤り)から生じる病気
(神経症、適応障害、心身症など)


「無智さ」とは、理智鞘(心)での認知の誤り、物事の捉え方の間違いということ。

ヨーガが考える「無智さ」とは、
「無常」なるものを「常」なるものと錯覚。
「観るもの」と「観られるもの」との混同・・・


*ヨーガ療法が考える病気の発症までの流れは、以下のようです。

記憶(心素、歓喜鞘)の中にある、こだわり、とらわれ(我執) 
こうでなければ!こうに違いない!という思い込み
    ↓
感情の認知(理智鞘) 怒り、悲しみ、恐れ、不安などの感情の出現。
    ↓
感覚器官の乱れ(意思鞘) 嫌い!いやだ!という感情の伝達
    ↓
呼吸、エネルギーの乱れ(生気鞘) 浅く早い、乱れた呼吸 
    ↓
身体組織の乱れ(食物鞘) 
自律神経系の乱れ、免疫力の低下、筋肉の硬直
    ↓
  病気の発症


人間五蔵説


始まりは、記憶の中の認知の誤り。
だからヨーガ療法では、マインドフルネス(内観)で記憶をお掃除して、
病気の大本になっている『我、エゴ』を取り除き、「認知の誤り」の修正をします。

「病は気から」と言いますが、
「からだ」と「こころ」は繋がっていいますから、
こころの使い方、感情に対しての対処を間違えると、病気を生むのです。


マインドフルネス、
無常なるものを常なるものと錯覚・・・
意味は、このブログの
「鎌田譲先生WS  感情に対する東洋的アプローチ」
をもう一度見て、ぜひ参考にして下さい!



ヨーガの呼吸で、体も脳も活性化!大切なのは続けること!


先日、亀井勉先生の講演会に参加して、
免疫力up、アンチエイジング、α波出現、などの
ヨーガの嬉しい効果について聴いて参りました

亀井先生は、医師であり、長崎大教授を務める傍ら、
ヨーガ療法学会理事や日本健康促進医学会代表理事も務め、
その他大臣賞等も受賞経験のある、大変権威のある方です。

今回は、ウクライナのキエフでの、チェルノブイリ原発事故被爆者に対して、
3年に渡るヨーガ療法研究調査の結果をお話しして下さいました。


まずは免疫力upとアンチエイジングの話から

ヨーガの呼吸法をはじめとする、深くてリズム感のある腹式呼吸には、細胞性免疫を高める効果があるということで、
チェルノブイリ被爆者女性17名を対象に、半年間毎日、20分間のヨーガの呼吸法を実践してもらったところ、
抗酸化力は15名上がり、酸化ストレス度は16名低下したそうです

抗酸化力とは、活性酸素の働きを阻止して、カラダを「サビ」させ老化を早めるのを防ぐ体内の働き、老化や病気を防ぐ力のこと。
酸化ストレス度とは、カラダの中で発生する活性酸素の為にカラダが受けるダメージのこと。

つまり、抗酸化力が高く、酸化ストレス度が低いということは、
病気にかかりにくく、そして抗加齢効果があるということです



次に脳波
そして嬉しいことに、ヨーガを行うことで脳に「α波」が出現しやすくなる、
ということも分かったそうです

「α波」は、リラックスや集中している時にみられる波形で、
この状態の時に、脳が活性化され、持っている能力を最大限に発揮できると言われています。

面白い本を読んでいたり、好きなことに夢中になっていて、時間があっという間にたってしまった・・・
または、お風呂に入ってリラックスしている時に、いいアイデアが閃いた・・・などの経験はありませんか?
このような時にもα波が出現していると一般的に言われています。

今回の研究の中では、特に「呼吸法」を行っている時に多く出現したそうです!
そして、ヨーガ熟練者ほど効果が高かったとのこと。


免疫力up!アンチエイジング!心身のリラックス!
このヨーガの素晴らしい効果を高めるためにも、
「深い呼吸」、そしてヨーガを「続ける」。
この2つの大切さを改めて感じた講演となりました。

教室でも、「呼吸」をさらに意識して行いたいと思います!
皆さん、ぜひ「続けて」来て下さいね

亀井先生、素晴らしい講演をありがとうございました




「ヨーガ療法」その2

「体」にも「心」にも「脳」にも効くヨーガ療法!
「ヨーガ療法」のことをもう少し・・・

統合医療の一環に取り入れて下さる病院も増えて来たヨーガ療法。
チェルノブイリでの被爆者に対しても、5年ほど前からヨーガ療法士がボランティアで指導をしていますが、血液中の活性酸素の量が減り、脳波も安定し、科学的にも免疫力向上の結果が出ているそうです。

心理療法(サイコ・セラピー)の面も大きいので、トラウマ治療や依存症からの脱却、企業でのストレスマネージメント法、また、無理なくできる筋トレ、脳トレということで、高齢者の介護予防にも取り入れられています。

ヨーガ療法は、効果や安全性が実証されたものを使うので、心身症(ストレスがもとで起こる病気)等の疾患を抱えた方や高齢者にも安心してやって頂けます。(だけど無理は禁物!)

ヨーガ療法表紙


私は、日本ヨーガ療法学会認定のヨーガ療法士(ヨーガ・セラピスト)の資格を持っていますが、認定ヨーガ療法士は、日本ヨーガ・ニケタン主催のヨーガ療法士講座を(YTIC)を修了し、その後も4年毎に認定研修の必要基準を満たしていることが条件となり、資格を更新することが出来ます。
このように、定期的に研修を行い、更新制を取り入れていることが、統合医療の病院などで一緒に仕事をさせて頂くうえで、医療関係者の信頼を得ているようです。

今後も、研修会等で仕入れた「ヨーガ療法耳より情報」をどんどんUPしていきますね!乞うご期待!!


【日本ヨーガ療法学会とは】
2003年に設立。現在、医師やヨーガ療法士など2000人以上の会員でヨーガ療法の研究と普及活動が行われています。2009年一般社団法人として法務省の認可を受けました。また、(社)日本統合医療学会と提携する唯一のヨーガ団体としても活動しています。
 
 詳しくはこちらを ⬇
(社)日本ヨーガ療法学会 http://www.yogatherapy.jp

プロフィール

小荒井伸子

Author:小荒井伸子

日本ヨーガ療法学会認定ヨーガ療法士
日本ヨーガ療法学会会員

インド中央政府公認ヨーガインストラクター
インド中央政府公認ヨーガセラピスト

日本森林ヨーガセラピー普及協会認定ヨーガインストラクター

アロマテラピー検定1級


青梅市を中心に、ヨーガサークル・
コナミスポーツ・自立支援センター等にて
「こころ」と「からだ」を健康にするヨーガ教室を開催しています。
    
東京都青梅市在住

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